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研究所の概要
所長挨拶| 沿革組織
所長挨拶

 本研究所は、その前身である胸部疾患研究所と生体医療工学研究センターを統合改組することにより平成10年4月に誕生しました。全国の大学附置研究所のなかでも比較的新しい研究所です。しかし、そのルーツは帝国大学時代の昭和16年に設置された結核研究所に遡ります。長い伝統と新しい視野を蔵した研究所です。
 「生体組織及び臓器の再生に関する学理及びその応用の研究」をミッションとして新たな医学フロンティアの開拓を担う組織として本研究所が出発した背景には、20世紀末には誰の目にも明らかとなった急速な高齢化社会の到来があります。老化に伴う組織・臓器機能の喪失に介入してこれを回復させる医療の実現を待望する社会的ニーズへの学術的な対応でした。発足当時、「再生医科学」あるいは「再生医学」は学術分野の名称として確立していませんでした。現在では「再生医学」の英訳として”Regenerative Medicine”が対応していますが、当時は英語の表現自体が一つに固まっていませんでした。国際的にも先端的な取り組みを始めたことになります。
 具体的には、幹細胞をキーワードに細胞医療の実現をめざして我が国初のヒトES細胞株の樹立と分配をはじめとした多能性幹細胞の研究、幹細胞ニッチの実体解明と細胞分化・組織形成機構の解明、細胞や組織の移植をサポートするための医工学研究から免疫自己寛容の機構解明を含む広範で多様な研究を統合的に推進してきました。この間、山中伸弥教授による「人工多能性幹細胞・iPS細胞の樹立」と坂口志文教授の「免疫自己寛容の鍵を握る制御性T細胞の発見」は特筆されるべき成果で、それぞれ平成24年のノーベル生理学・医学賞、平成27年のガードナー国際賞を受賞されました。
 研究所の組織構築と運営についてもユニークです。平成10年の発足当初から一部の研究部門の教授を含む全ての教員ポストに任期制を導入したのみならず、教員人事にあたっては全てを公募としました。また、教授会構成員とその半数を超えない範囲で委嘱した所外教授を加えた「協議員会」を組織して、これが教員の人事権を担保する仕組みをとりました。いずれも法人化前の国立大学としては極めて挑戦的な取組みであり、これを通じて医学研究科・附属病院・生命科学研究科・工学研究科からの視野を研究所運営にも取りこめたと思います。平成20年度には文部科学省より国立大学法人の医学系附置研究所として初めての「共同利用・共同研究拠点」の認定を受け、今日に至っております。
 このように再生医科学の建設に向けた私たちの取組みは順調に発展してきました。しかし、その完成が遠くに望まれるだけで未だ道は半ばであります。学際融合的な研究精神を尊ぶ京都大学の自由の学風のもと、不断に更新される社会ニーズに応えるべく精進して参りますので、皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げます。

再生医科学研究所長  開 祐司

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